Amazonプライム会員が全世界で1億人を突破したことが4月にニュースになっていましたが、2015年9月にサービスが開始されたプライム会員限定サービスの「プライム・ビデオ」が会員になる決め手となった人も多いのではないでしょうか?

ここでは「プライム・ビデオ」をさらに楽しむことができる「Amazon Fire TV」のことを「Fire TV Stick」の実際のレビューを入れながら紹介させてもらいます。

Amazon Fire TVとは何?

ネット動画をテレビで視聴することができる

Amazonビデオはもちろんのこと、インターネットで動画を配信しているYouTube、Hulu、Netflix、AbemaTV、ニコニコ動画、DMM.com、U-NEXTなどの動画をテレビで簡単に視聴することができるのが「Fire TV」です。

パソコン、スマホ、タブレット端末でもAmazonプライム会員特典の「プライム・ビデオ」を視聴することができますが、リビングの大画面テレビで観たいという人たちに「Fire TV」は人気のある製品です。

現在、デバイスには上位モデル「Fire TV」と、標準モデル「Fire TV Stick」があり、テレビでゲームをしたり、音楽を聴いたりすることもできますが、基本的には映画やTV番組を視聴することがメインとなります。

■Amazon Fire TV

■Amazon Fire TV Stick

プライム会員でなくても「Fire TV」は使うことができますが、やはり「プライム・ビデオ」に登録されている見放題作品をテレビ画面でが観ることができるようになるのが大きな魅力となります。

そのため「Fire TV」デバイスの購入を考えている方はAmazonプライム会員になっておくことがオススメです。

Fire TV向けのWebブラウザ「Firefox」と「Silk」

2017年にすべてのFire TV端末で利用できる「Firefox」と「Silk」の2つのWebブラウザが提供され、Webサイトの閲覧や「Facebook」「ツイッター」などのソーシャルサービスをFire TVで利用することができるようになりました。

ブラウザアプリのダウンロードが必要ですが、マウスがなくてもFire TVのリモコンから操作することができWebコンテンツや動画にアクセスすることができます。

パソコンやスマホとは違い、画像やコンテンツをダウンロードすることはできませんが、2つのWebブラウザの使い勝手は思ったよりは良いです。

Webブラウザの提供はAmazonとYouTube提供元のGoogleとの「イザコザが原因での対応」であると推測されていますが、Webブラウザが使えるようになったことにより、Fire TVがさらに魅力的なものとなったことは間違いありません。

尚、「Firefox」と「Silk」は「Fire TV」からの操作ではなく、パソコンからFire TV デバイスにインストールすることも可能です。

Fire TVでミラーリング

あまり知られていない機能かもしれませんが「Fire TV Stick」でスマホやタブレットのディスプレイをミラーリングすることもできます。

Fire TV StickとMiracast(ミラキャスト)に対応しているスマホ/タブレットが同じWi-Fi内に接続されている必要がありますが、スマホに保存されている写真や動画、スマホゲームをテレビの大画面で映すことができます。

Android端末とiOS端末の両方でミラーリングは可能ですが、iOS端末は有料のAirPlay対応アプリをインストールする必要があります。

尚、2017年10月に発売が開始された上位モデルの「Amazon Fire TV New モデル」で「ディスプレイミラーリング機能」が削除されていますが、iOS端末からはアプリを使えばミラーリングすることができます。

Fire TVとFire TV Stickの比較

デバイスには標準モデルの「Fire TV Stick」と上位モデル「Amazon Fire TV」とがあり、4,000円の価格差もありますので、どちらのしようか迷っている方も当然いると思います。

Fire TV – 上位モデル

1.5GHzのクアッドコアプロセッサ/メモリ2GBを搭載する「Fire TV」は、動画の再生もなめらかで、4K・HDR対応のテレビの性能も活かすことができます。

販売価格は8,980円で「Fire TV Stick」に比べると高額ですが、4Kに対応しているテレビを持っている方には、その価格差の価値が充分にあると思われます。

またUSB端子も装備しているので、有線のゲームコントローラーやWEBカメラをつなげたりといったこともできます。

Fire TV Stick – 標準モデル

ベストセラーとなっている販売価格は4,980円の「Fire TV Stick」は、2017年に1.3 GHzのクアッドコアプロセッサ/メモリ1GBを搭載する第2世代モデルが登場しました。

第1世代モデルは音声認識リモコンが「無し(4,980円)/有り(6,980円)」の2モデルがあったのですが、第2世代からは音声付きモデル1種類のみになりました。

多くの方が「プライム・ビデオ」を大画面に楽しみたいというのが主な目的だと思いますが、第2世代になってCPUがパワーアップしただけでなく、最安値の4,980円モデルでも音声認識にも対応しましたので、事実上の価格値下げと言っても間違いありません。

どちらが良いのか?

個人的には「プライム・ビデオ」を中心とした動画を大画面で視聴したいだけならば、標準モデルの「Fire TV Stick」で良いと思います。

「Fire TV」の説明を読んだ方は「Fire TV Stick」だと「動画がカクカクしたり、途中で途切れたりするのではないか?」「画質が汚いのではないか?」という心配をされた方もいると思います。

その点は、しっかりと「Fire TV Stick」も1080pに対応しているので、けして画質が悪いわけではなく、普通に動画コンテンツを楽しむことができますので心配は無用です。

ただし、4Kコンテンツの視聴が目的の場合は「Fire TV Stick」では無理ですので、上位モデル「Fire TV」を選ばなくてはいけません。

Fire TV Stickの使い方

Fire TVの接続 & 設定

Wi-Fi環境とHDMI端子対応のテレビはFire TVを利用する際に必須となります。パソコン用のディスプレイでもHDMI端子があるモデルであれば「Fire TV Stick」を使用することが可能です。

もちろん、Amazonアカウントが必要となり、アカウントを持っていない場合は設定中にアカウントの作成を行わなくてはなりません。

Amazonの商品紹介文だと「HDMI端子対応のテレビに挿すだけで、簡単に映画やビデオをテレビの大画面で楽しめるデバイスです。」となっていますが、実際はWi-Fi情報などを入力してゆきますので、言われているほどは手軽ではないです。

個人的にはWi-Fiのパスワードの入力が面倒だった記憶が残っていますが、一度テレビに端末を接続し、リモコンをペアリングしてしまえば、それ以降は特に面倒な設定をすることはありません。

Fire TVで動画を視聴する

Fire TVデバイスを購入する最も大きな理由ですが、Amazonプライム会員なら「プライム・ビデオ」画面に移動して、大量に登録されている無料で見放題の作品を選んでFire TVで視聴することができます。

DVDが発売されたばかりの新作映画などはあまり登録されていませんが、洋画・邦画、ドラマ、バラエティ、アニメ、ドキュメンタリーなど、本当に3,900円の年会費のみで大丈夫なのか?と思えるほどの作品数です。

わたしが「Fire TV Stick」を購入したときには、毎年劇場公開され話題になる「ドラえもん」「ポケモン」「クレヨンしんちゃん」などの映画も、プライム会員特典で無料視聴することができました。

小学生の子どもが「これ本当に全部無料で観ることができるの?」と大喜びだった記憶があります。

一旦、プライム会員特典ではなくなり、無料で視聴できなくなってしまう作品もありますが、比較的短いスパンで、多くの作品は再度会員特典で無料で視聴することができるようになります。

Fire TVのオススメ使用法と注意点

ウォッチリストで探す時間を短縮

「プライム・ビデオ」で観たい作品が決まっている場合は問題がありませんが、そうでない場合はFire TVを使いテレビの画面上で作品を検索するのは音声認識リモコンがあったとしても、なかなか大変です。

音声認識リモコンで映画やアニメなどのタイトル、俳優名などのキーワードから観たい作品を検索することができますが、30分くらいどのコンテンツを視聴しようか「Fire TV Stick」や「Amazon Fire TV」のリモコンを片手に迷っている方もきっと少なくないはずです。

今後もプライム・ビデオのラインナップが増えて行くことが予想されますので、いつか見ようと思っていた作品が新しい作品が追加されることによって埋もれていってしまう可能性もあります。

そこでおすすめなのは見たい作品をパソコンで探し「ウォッチリスト」に追加しておくことです。

タブレットやスマホでも同様のことができますが、パソコンのほうが情報量も多いので、作品の検索には圧倒的にパソコンのほうが向いていて時間を節約することができます。

Fire TVとパソコンやタブレットとは連動していますので、パソコン側で観たい作品をウォッチリストに追加しておけば、Fire TVのウォッチリストにも表示されるようになり作品を探す手間を省いて視聴することができるようになります。

ウォッチリストにTV番組や映画を追加するには「ウォッチリストに追加」を選択するだけででき、視聴済みの作品はリストから削除することができます。

プライム会員特典ではなくなる作品

新しい作品が「プライム・ビデオ」には追加されてゆきますが、プライム会員特典ではなくなり無料視聴期間が終了して、視聴するのに別料金が必要となってしまう作品もあります。

わたしも連続アニメやドラマで途中の回まで観て、無料視聴期間が終了してしまった作品が何作品かあり、凹んだことが何度かあります。

何ヶ月か経つと再度プライム会員特典となる作品もありますが、終了予定の作品はチェックすることができますので、この点だけは注意しておく必要があります。

さまざまな動画をFire TVで視聴

YouTubeを視聴するには?

プライム・ビデオだけでなくYouTubeをテレビ画面で視聴することができるのも「Fire TV Stick」の大きな利点です。

2018年1月1日より、YouTubeアプリは使用することができなくなっていますが、YouTubeアプリを起動すると、2つのブラウザアプリ「Firefox」とAmazon 独自ブラウザ「Silk」への誘導メッセージが出ます。

アプリ経由ではなく、ブラウザ経由での視聴となりますが、リモコンで操作することができますし画質も悪くありません。

YouTubeは大丈夫なの?と心配されている方もいると思いますが、「Silk」か「Firefox」をデバイスにインストールすれば視聴することができますので安心して大丈夫です。

おすすめ無料チャンネルの視聴方法

YouTubeだけでなく最新ニュース、アニメ、ドラマ、音楽、スポーツなどルをすべて無料提供している「AbemaTV(アベマTV)」と、見逃したテレビ番組を無料視聴できる民法の見逃しポータルサイト「TVer(ティーバー)」も「Fire TV」で観ることができます。

AbemaTVは「Fire TV Stick」に「AbemaTVアプリ」をインストールして起動すればPC、スマホ、タブレットと同様にテレビの大画面でも約20チャンネルを無料で視聴することができるようになります。

以前「TVer」を「Fire TV」で視聴するには、それほど難しくはありませんでしたが複数のアプリを Android から移植する裏技的な方法しかありませんでした。

しかしWebブラウザが提供されている2018年現在ではAmazon 独自ブラウザ「Silk 」 経由で「TVer」を視聴することができます。

「AbemaTV」と「TVer」が「Fire TV」で視聴することができれば、さらに快適なテレビライフを送ることができるのは間違いありません。

有料VODの視聴

プライム・ビデオがメインとなりますので「Fire TV」で視聴する方は少ないと思われますが、Hulu、DMM.com、U-NEXTなどの有料のVODも視聴することができます。

アプリからの選択となりますが、どうしても視聴したい作品がある場合は利用しても良いと思います。

まとめ

ブロードバンド普及によって10年以上前からVODサービスというのはあり、魅力的に感じていた人たちも少なくないはずですが、一般ユーザーの生活には今ひとつ浸透しませんでした。

その理由として月額料金や一本の作品の価格が高額だったことがあげられますが、破格の「Amazonプライム・ビデオ」と「Fire TV Stick」により、テレビを見る形の新たなスタンダードができたと言っても過言ではありません。